AI動画の量産で1.8万人増、成長TOP10は政治が独占——4月第2週のXで起きたこと
今週のX、何が起きた?——数字で見る勝者と敗者
「最近伸び悩んでいる」「投稿は回っているのにフォロワーが増えない」「急に減って凍結やアルゴリズム変更が不安だ」。
今週のXは、まさにその不安が数字に出た1週間だった。SocialXupの監視データを見ると、単発の大バズで一気に伸びたアカウントがある一方、閲覧も反応も悪くないのに数万人単位でフォロワーを失った大型アカウントも目立った。
この記事では、2026年4月第2週の変動をもとに、伸びた理由、減った理由、凍結の動き、そして今どのジャンルが収益化やSNS運用で有利なのかを整理する。
今週フォロワーが伸びたアカウントTOP10
※NSFWコンテンツは除外している。
| 順位 | アカウント | ジャンル | 増加数 | 増加率 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 美香ちゃんⓇ(@mikazzz2024) | お笑い・エンタメ | +18,786 | 15.59% |
| 2 | 高市早苗(@takaichi_sanae) | 政治・ニュース | +14,994 | 0.53% |
| 3 | 『超かぐや姫!』公式(@cho_kaguyahime) | 映画・ドラマ | +11,733 | 3.03% |
| 4 | 堀越耕平(@horikoshiko) | アニメ・漫画 | +10,981 | 0.34% |
| 5 | DEATHDOL NOTE(@deathdol_note) | 暴露・アングラ | +8,982 | 0.80% |
| 6 | 河合ゆうすけ【戸田市議選で歴代最多得票トップ当選】1st(@migikatakawai) | 政治・ニュース | +8,026 | 4.22% |
| 7 | 358ちゃん(@max358japan) | 政治・ニュース | +7,433 | 3.82% |
| 8 | 内向哲学(@naikoutetsugaku) | 教育・学術 | +7,240 | 13.91% |
| 9 | 角田裕毅/Yuki Tsunoda(@yukitsunoda07) | スポーツ | +7,220 | 0.82% |
1位: 美香ちゃんⓇ(@mikazzz2024)
ホラー好きの動画キュレーション系アカウント。12.0万から13.9万へ、週で1.8万人増は今週最大だ。直近投稿の単体数値は11,696閲覧・180いいね、3,489閲覧・14いいねと突出していない。ここが重要で、今週の伸びは「1本の特大バズ」ではなく、短尺動画を継続投入する運用で積み上げた増加だ。Xのアルゴリズムは、強い1投稿だけでなく、回転率の高い自動投稿的な供給にも反応する。アフィリエイター視点では、再現性が高い伸び方である。
2位: 高市早苗(@takaichi_sanae)
衆議院議員のアカウント。中東情勢に関する会議投稿は177,631閲覧・6,954いいね、Deep Purple来訪の投稿は287,621閲覧・18,305いいねを記録した。政治投稿は硬い話題だけでは伸びにくいが、政策と人物性が同居した投稿は強い。公務報告だけで終わらず、「憧れのバンド」という私的文脈が入ったことで拡散効率が上がっている。
3位: 『超かぐや姫!』公式(@cho_kaguyahime)
アニメ映画の公式アカウント。直近はストア再販やコラボ告知のRTが中心で、68閲覧、70閲覧と直近数値は小さい。それでも週で11,733増えている。つまり伸びの本体は直近5投稿ではなく、作品全体の話題化と外部接点の多さだ。映画・ドラマ系は「投稿の強さ」より「IPの露出総量」で増える典型例である。
4位: 堀越耕平(@horikoshiko)
『僕のヒーローアカデミア』の原作者。最終回後の「More」ビジュアル、新作アプリゲーム告知のRTが連続し、公式情報の解禁タイミングで10,981増。直近表示は40閲覧、31閲覧だが、これはRT表示の取得条件によるブレが大きい。実際の増加数が示しているのは、原作者アカウントがIPの節目で再評価される構造だ。アニメ・漫画ジャンルは、作品イベントと連動したフォロー獲得が最も効く。
5位: DEATHDOL NOTE(@deathdol_note)
芸能リーク系のアカウント。「木村拓哉」の一言投稿が4,363,532閲覧・8,009いいね、情報漏洩投稿が1,000,924閲覧・3,507いいね。今週の目玉はこれだ。内容の是非は別として、短文の固有名詞だけで436万閲覧を取れるのが今のXである。アルゴリズムは“情報の完成度”より“反射的に開かれる話題”を優先している。
6位: 河合ゆうすけ【戸田市議選で歴代最多得票トップ当選】1st(@migikatakawai)
戸田市議会議員のアカウント。静岡空港の祈祷室に触れた投稿が83,877閲覧・8,111いいね。閲覧に対していいね率が非常に高く、支持者の結束が強い。政治系で伸びる投稿は、政策解説より「身近な違和感を一言で切る」形式が強い。収益化を狙う個人マーケターにも、この構図は参考になる。
7位: 358ちゃん(@max358japan)
ニュース解説と動画像紹介を混ぜる雑食型アカウント。子猫動画は1,518閲覧・14いいねと弱いが、兵士の任務を扱った投稿は15,148閲覧・144いいね。ジャンルを政治に寄せつつ、感情を動かす一般ネタを混ぜることで接触回数を増やしている。専門特化より「広く刺して政治に送客する」設計だ。
8位: 内向哲学(@naikoutetsugaku)
内向型の人生戦略を発信する教育系アカウント。リンクのみの投稿で1,908,081閲覧・2,395いいねを獲得し、週で7,240増。ここはマーケターが最も注目すべきポイントだ。教育・学術は派手な炎上なしでも、言語化の切れ味があれば外部クリック前提の投稿で伸びる。静かなバズでも十分にフォロー転換は起こる。
9位: 角田裕毅/Yuki Tsunoda(@yukitsunoda07)
F1ドライバーのアカウント。鈴鹿関連の写真投稿が661,516閲覧・17,718いいね、別投稿も290,779閲覧・14,923いいね。スポーツは試合結果だけでなく、舞台裏の写真が強い。競技の熱量が高い週は、短文でもフォロワーが自然増する。
今週フォロワーが減ったアカウントTOP5
| 順位 | アカウント | ジャンル | 減少数 |
|---|---|---|---|
| 1 | マクドナルド(@mcdonaldsjapan) | 料理・グルメ | -25,298 |
| 2 | 三上悠亜(@yua_mikami) | ファッション・美容 | -22,193 |
| 3 | セブン‐イレブン・ジャパン(@711sej) | 料理・グルメ | -21,207 |
| 4 | 深田えいみ(@fukada0318) | アイドル・芸能 | -19,507 |
| 5 | Grok(@grok) | AI・テック | -19,381 |
マクドナルド(@mcdonaldsjapan) は127,163閲覧・2,283いいね、254,409閲覧・4,130いいねと投稿自体は弱くない。それでも2.5万人減った。企業公式ではこの現象が起きやすい。キャンペーンで集まった低関与フォロワーや休眠層が、定期的な整理局面で落ちるからだ。
三上悠亜(@yua_mikami) も100,665閲覧・2,217いいねを出しているのに2.2万人減。商品発売告知は既存ファンには強いが、新規流入には弱い。販売導線に寄った週はフォロー純増が鈍る。
セブン‐イレブン・ジャパン(@711sej) は91,211閲覧でも21,207減。RT中心の運用は接触は取れても、ブランドの人格が育ちにくい。自動投稿に近い印象が強い週ほど、フォロー維持率は落ちる。
深田えいみ(@fukada0318) は415,895閲覧・17,721いいねの高反応でも減少。大型アカウントでは、反応数と純増が一致しない。見るだけの層は多くても、継続フォローの動機が弱いと減る。
Grok(@grok) は今週19,381減。AI・テックは期待値が高いぶん、発信頻度や新機能の見え方が鈍ると解除が早い。テック系は熱狂の反動も大きい。
今週凍結された注目アカウント
| アカウント | ジャンル | 凍結時点のフォロワー |
|---|---|---|
| Mawari(@mawari5577) | イラスト・創作 | 103,547 |
| キャンマジ5番(@_a_13_z) | 日常・雑談 | 43,353 |
| あおい みゆ(@japan_miyu_) | 暴露・アングラ | 39,070 |
| ルちゃん(@estudiolavida) | 日常・雑談 | 33,493 |
| しずく@一日一癒し(;一_一)(@cristal2741) | ジャンル不明 | 25,680 |
10万超の Mawari(@mawari5577) が最も大きい。今週は日常・雑談系の凍結も目立った。自分の周辺で急なフォロワー減少が起きた場合は、アカウント自体の問題だけでなく、フォローしていた側の整理も疑うべきだ。関連動向は 凍結祭りカレンダー でも追える。
ジャンル別成長率
| ジャンル | 対象数 | 平均増加数 | 合計増加 |
|---|---|---|---|
| スポーツ | 64 | 2,272 | 145,386 |
| 医療・健康 | 16 | 1,957 | 31,306 |
| 政治・ニュース | 237 | 1,244 | 294,792 |
| 格闘技・武道 | 12 | 265 | 3,175 |
| 教育・学術 | 50 | 205 | 10,243 |
平均ではスポーツが首位、合計では政治・ニュースが29.4万増で圧勝した。今週の独自の発見はここだ。Xでは「最も伸びるジャンル」と「最も市場が大きいジャンル」が一致していない。爆発力はスポーツ、継続的な母数拡大は政治。この差を理解しないと、SNS運用の戦略はズレる。
まとめ
今週のXは、436万閲覧の単発バズがフォロワー増を生み、企業公式は投稿が悪くなくても数万人単位で減る、という二極化が鮮明だった。アルゴリズム対策だけでは足りない。誰に刺さる投稿なのか、フォローまで転換する導線があるのかを見ないと、収益化にはつながらない。
自分のアカウントが「伸びない」のか、「見えていないだけ」なのかを判断するには、日々の推移を数字で持つしかない。SocialXupなら、フォロワー推移、凍結影響、ジャンル比較までまとめて追える。感覚ではなくデータでSNS運用したい人は、まず トップページ から自分のアカウントをチェックしてほしい。
