【データ検証】Xでアフィリ垢は凍結されやすい?フォロワー数規模別に比較したらシャドウバン率は一般垢の1/3だった

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「アフィリンクを貼ると凍結される」は本当か

X(旧Twitter)でアフィリエイト活動をしている人にとって、いちばんの不安は凍結だ。「アフィリンクを貼ると目をつけられる」「楽天ROOMの誘導は凍結リスクが高い」「note販売の宣伝は危険」——X運用界隈ではこの手の警告が定番として共有されてきた。

ただ、これらは経験談や噂の積み重ねであって、データで検証された主張ではない。SocialXupは大量のアカウントの凍結状態とプロフィール、フォロワー推移を時系列で監視している。今回はこのデータに対して「アフィリエイターは本当に凍結されやすいのか」「シャドウバンを食らいやすいのか」「成長は鈍いのか」の3点を直接ぶつけて検証した。

結論を先に書く。通説とは正反対の結果が出た。

検証に使ったデータ

アカウントを次の3グループに分類した。

  • アフィリ系: プロフィールURLか説明文に直接的なアフィリエイト系シグナル(楽天ROOM・amzn.to・a.r10.to・「アフィリ」「物販」「不労所得」「収益化」「PR案件」キーワード等)を含む垢
  • 集約サービス系: lit.link / linktr.ee / note.com / brain-market 等のリンク集サービスをプロフURLに置いている垢
  • 一般アカウント: 上記いずれにも該当しない垢

アクティブ稼働中の垢に加えて、過去に凍結された垢も含めて凍結率を算出した。フォロワー成長率は直近30日のメトリクス履歴から計算している。

凍結率:アフィリ垢は一般の約1/3

まず凍結された割合を3グループで比較した。

アカウント分類別の凍結率

アフィリ系の凍結率は0.68%、集約サービス系は0.62%、一般は2.08%。アフィリ系の凍結率は一般の約1/3にとどまる。

「アフィリンクを貼ると凍結される」が正しければ、アフィリ系の数字が突出して高くなるはずだ。実データはその逆を示している。

フォロワー数の規模を揃えても結論は変わらない

ここで真っ当な反論がひとつある。「アフィリ垢はそもそもフォロワー数が少なめで、フォロワーが少ない垢は凍結もシャドウバンもされにくい。だから割合が低く出るだけだ」というものだ。実際、アフィリ系はフォロワー数が小さい層が中心なので、フォロワー規模の違いが結果に効いている可能性は十分ある。

そこでアカウントを フォロワー数の規模ごとにグループ分け(〜1,000・1,000〜1万・1万〜10万・10万〜100万) して、同じ規模帯のなかでアフィリ系と一般アカウントのメディア検索シャドウバン発生率を比較した。

フォロワー規模別・メディア検索シャドウバン率

結果、どのフォロワー規模帯でもアフィリ系の方がシャドウバン率は半分以下。1,000フォロワー未満ではアフィリ系13.0%に対して一般32.8%、1万〜10万帯ではアフィリ系4.7%に対して一般12.1%という差がついている。テキスト検索banも同様で、全帯でアフィリ系が一般を下回った。

フォロワー数規模の違いで説明できる差ではない。アフィリ系という属性そのものに、シャドウバン耐性があると言っていい結果だ。

Blue認証加入率の差は確かにある。ただし非加入同士で比べても結論は同じ

もう一つ想定される反論はこうだ。「アフィリ垢はBlue(X Premium)に課金している率が高いから、X側に優遇されて凍結もシャドウバンもされにくいだけでは?」——これも筋が通った疑いだ。

実際にデータを取ると、この仮説は 半分は当たっている。

Blue認証の有無で揃えたシャドウバン率比較

アフィリ系のBlue認証加入率は71.1%で、一般アカウントの32.9%の倍以上。月額課金して得られる青バッジは、アフィリ運用者にとって「真面目にやってる証」として投資価値があると見られている。Blue垢自体X側のスパム判定の優遇対象だという観測も、運用者界隈では昔から共有されてきた。

では、Blue非加入のアカウント同士に絞って比較するとどうなるか。

  • メディア検索シャドウバン率:アフィリ系10.24% / 一般30.44%
  • 凍結率:アフィリ系0.00% / 一般2.17%

Blue認証の交絡を取り除いても、アフィリ系の方が圧倒的にシャドウバンも凍結も少ない。Blue加入率の差では結果の全部は説明できない。アフィリ系という属性そのものにアカウント安定の要因があると見るのが自然だ。

ジャンル別アフィリ濃度:せどりは3人に1人以上

アフィリ系シグナルの濃度をジャンルごとに集計するとこうなる。

ジャンル別・アフィリ系アカウント濃度

「せどり・物販」が36.8%でぶっちぎり、次いで「副業・フリーランス」16.4%、「節約・お得情報」12.8%。逆に「アダルト」は0.9%、「日常・雑談」は0.6%しかアフィリ系は存在しない。

注目すべきは、凍結率の高いジャンルとアフィリ濃度の高いジャンルがほぼ重ならない点だ。アダルトの凍結率は3.31%と全体平均の1.6倍だが、ここにアフィリ系はほとんどいない。一方、せどり・物販ジャンルのアフィリ系凍結率も、副業フリーランスのアフィリ系凍結率も0%だった。

成長率:アフィリ垢の方が伸びている

凍結だけでなくフォロワー成長率も逆転している。直近30日のフォロワー数差分を3グループで比較した結果がこちら。

直近30日のフォロワー成長率

アフィリ系は月次+7.48%、集約サービス系+4.11%、一般+4.84%。プラス成長したアカウントの割合もアフィリ系62.9%・集約系70.1%・一般52.7%で、「アフィリ垢は伸びにくい」というイメージとも噛み合わない。

ただしこの数字には注意が必要だ。アフィリ系はフォロワー数が小さい層が中心のため、絶対数の増加が小さくても割合としては大きく出やすい。一般アカウントはフォロワー数が大きい分、絶対数では一般の方が約5倍速く伸びている。

それでも、「フォロワー数が違うから比較できない」のではなく「フォロワー数が小さいからこそ伸びる余地が残っている」と読むのが正しい。実際に直近30日で大きく伸びたアフィリ系アカウントには、こんな顔ぶれがいる。

アカウント ジャンル 直近30日の伸び率
たくろう│田舎で人生逆転屋さん 副業・フリーランス +21.50%
山口祐樹 スピリチュアル・占い +6.20%
らっこ | noteで2億円🦦 副業・フリーランス +4.72%
ハル@健康ライフ 医療・健康 +3.91%

副業・フリーランスのアフィリ系では、月+20%超で伸びる垢も実在している。

なぜアフィリ垢は凍結もシャドウバンも少ないのか

ツール開発者の視点で、この結果には合理的な説明がつく。

X側のアルゴリズムは、収益化に関わるアカウントを一律で締め付けているわけではなく、「規約違反の有無」と「ボット的挙動の有無」で判定しているように見える。アフィリ系のアカウントは収益が直結している分、運営者本人が規約を熟読し、外部リンクの貼り方や投稿頻度にも気を遣っている層が多い。逆に、収益化を意識せず「軽い気持ちで」運用している一般アカウントの方が、シャドウバンの引き金になる行動(過剰な大量フォロー解除・連投・短時間でのフォロー連打)を踏みやすいというのが、運用ログを横で見ていての実感だ。

X運営は2024年以降、ボット系・スパム系の凍結を強化している。アフィリエイターが凍結リスクを意識して運用を整えてきた結果、相対的に「健全な層」になっているのが今のデータの正体だろう。

アフィリ運用者がやるべきこと

データから読み取れる実用的な結論はシンプルだ。

  • アフィリンクを貼っていること自体は凍結リスクではない。プロフに楽天ROOMやamzn.toを置いている垢は、現状むしろ凍結されにくい
  • 凍結を恐れてアフィリ要素を隠す必要はない。むしろ堂々と書いている層の方がアカウントが安定している
  • 警戒すべきは運用挙動側。短時間の大量アクション、自動化の検知、規約違反の文言などがシャドウバンと凍結の主要因

自分のアカウントが今シャドウバン状態かどうか、フォロワー推移が順調かどうかは、SocialXupで無料で確認できる。アカウント名を入れるだけで、フォロワー数・シャドウバン状態・直近の凍結リスクをまとめて表示する。アフィリ運用で気になる「自分の垢は安全圏か」を即座に可視化できる。

毎日同じ画面を見て一喜一憂するより、データを根拠に判断する習慣をつけたほうが、結果として収益も伸びる。

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